先日、お客様より心に残るお言葉をいただきました。
私は、まだ店に来ていなかったので、スタッフのまりこさんが伝えてくれました。

いつもお世話になっているお客様です。
「昨年咲かなかった紫陽花が、今年はきれいに咲きました」

そう言えば、思い出す気がするのです。
何年か前に、妻の敬子が実家からもらった紫陽花をお客様に差し上げたのを。

昨年のこのころは、病気がわかって治療を始めた頃でした。
お医者様からは絶望的な話を伺い、意気消沈しているところを、
無理矢理、夫婦で元気を絞り出し、諦めずに前を向いて進んでいました。

紫陽花は、そんな私たちの状況がわかっていたのでしょうか。
悲しく、花を咲かせることが亡かったのでしょう。

「今年は咲いた」
紫陽花が微笑んだのです。
「いいことがあるよ」「きっとうまくいく」「楽しんでね」
様々なプラスの言葉が浮かんできます。
妻は亡くなりましたが、彼女が手渡した小さな命がこうやって見事に花開いたのです。
妻は、花の好きな女性でした。
紫陽花の微笑みは、妻の笑顔のような気がしてなりません。

多くのお客様が言われます。
「敬子さんの笑顔が忘れられない」

コーヒーストーリーは、笑顔の絶えないお店として、
皆さまにコーヒーの魅力を伝えていきたいと考えています。