2004年の12月26日
実は、私たちプーケットにいました。
そう、あの大津波の日です。
25日に着いて、うれしそうにホテルのツリーの前で、
夏のクリスマス!の写真を撮ったところです。
26日は、船に乗って、ダイビングに行く途中でした。
20人乗りくらいの小さな船で、すごく揺れるなあと思っていたら、
島が津波で大変なことになってるという情報が入り、
ダイビングなど当然中止、しかも、港にも戻れないということで、
数時間海の上で待機。
プーケットの沿岸を見たら、海の色がちがっているでしょう?
大津波でいろいろなものをまきこんで、岸に近い部分がすごくにごっているのです。
これは、沿岸の海の色です。
津波がきた実感がなかったので、
何が起こったのかとぞっとしました。
やっと港についたけど、島内は情報不足でパニック状態で、
津波がまた来るといって、車で高いところに避難する人たちでごったがえしていました。
沿岸道路は、ふさがれてバスが入れず、徒歩でホテルに帰ることに。
きれいだったビーチが見るも無惨な状態に。
初日にちょっとだけ、ビーチに出たんだけど、パラソルやウッドデッキが整然と並んで、
リゾートを絵に描いたようなきれいなところだったのに・・・
「また、明日写真とればいいよね。」
って言ってたのに・・・
沿岸のお店や車、パラソルや重たいウッドデッキ、何もかも流されていて、
昨日みたいに、もしビーチにいたら、どうなってただろうって・・・
ショックが大きくて、ただ淡々としか語れないくらい・・・
津波の次の日の何事もなかったかのようなきれいなビーチです。
あれだけたくさんのものを飲み込んだ海、自然の脅威です。
なのに、次の日はこんなにきれいだなんて・・・
写真の奥の岬の向こう側がもっとも被害の大きかった、パトンビーチ、
手前がカロンビーチ。私たちの泊まっていたホテルがあったところです。
本当は、ピピ島に行く予定だったんです。あの大被害に遭った。ピピ島に。
だけど、直前になんとなく変更して、ほかの島に行くことにした。
早く島について、ダイビングしてたら、完全に流されてたし。
ビーチにいてもだめだった。
船が遅れて、沖にいたから、津波が下を通ったことにも気がつかなかった。
津波の被害は沿岸が一番ひどかったから。
自分たちのホテルは沿岸だったけど、ちょっとした石垣があって、
被害は少なかったのです。
私たち、そのとき助けられた、救われた生命なんです。
たくさんの人たちが、被害に遭われて、悲しい思いをされたと思います。
そこで、九死に一生を得たのは、運命だったと深く受け止めています。
だからこそ、これから大事に生きていこうと。
次の年、マコを授かりました。
これも、運命なんでしょうね。
今、生きていることに感謝しながら、
これからも大事に、悔いのないように生きていきたいと、
12月26日には、あらためて思うのです。
助かった私たちが、笑顔で充実した人生をおくることが、
追悼になると信じています。
コーヒーストーリー年末年始の営業日
年末は、12月30日まで
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30日まで、
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3時くらいまでは、がんばって、店頭販売しております。
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ビアレッティ エスプレッソメーカーを見て、「かっこええ~!」を連発!
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