ブレンド新選組と『燃えよ剣』のお話

今日はKOHが担当します。
堅い話になります。
ブレンド新選組が、お店の壁側にひっそりと置いてあります。
生豆をその場で焙煎するのが、売りのお店ですので、
お店に入られると、約30種類の生豆が目に飛び込んできます。

お客様からすると、背中側にブレンド新選組はあります。
あまりに目立たないためか、フレンド新選組を買い求めになられるお客様は、
これまでのところあまり多くはありません。
ここ数日、試飲としてブレンド新選組をお出ししました。
深い味わいを特徴とするこのブレンドを、おいしいと言われるお客様が多くいらっしゃいます。

ブレンド新選組は、
12種類のコーヒー豆をブレンドしながらも、
あいまいな味にならず、
一本筋の通ったブレンドに仕上がっています。

いわば本家本元の新選組が、
  個性豊かな集団でありながら、
    “士道”により結束していたかのように。

僕は、司馬遼太郎のファンですが、
幕末物では、吉田松陰と高杉晋作を描いた『世に棲む日々』や『竜馬がゆく』が好きです。
新選組はどちらかというと近寄りがたかったのですが、
土方歳三を書いた『燃えよ剣』を読んでみました。
前記2作とは雰囲気が違い、土方歳三の人間ドラマを描いた感じでしたね。
もっと歴史的背景を盛り込んだものかと思っていましたが、別の感想を持ちました。
あくまでも僕の感想ですが。
新選組最大の見せ場であった池田屋事件も、わりあいあっさりと描かれていたし、
近藤の処刑や沖田総司の死も、あまり触れられていませんでした。
その分、鳥羽伏見の戦い以降の土方が戦術家として活躍していく姿を印象深く描いていました。
小説としては、おもしろかったですね。
土方ファンが多いのもわかるような気がしました。
写真を見ると男前ですしね。

今度は、勝海舟ブレンドに移行すべく、
勝海舟の回想録『氷川清話』を読んでいます。
これまたおもしろいです。

好きなコーヒーに囲まれながら、大好きな歴史の本を読める。贅沢な話です。

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