2月23日、「コーヒー味わい発見会!」が開催されました。
今回で第4回となります。
そして、この日に比べるのはウマヅラマンデリンとなります。
ウマヅラマンデリンは、 長細いその姿から通称ウマヅラマンデリンと呼ばれています。
インドネシア、スマトラ島のアラビカ種コーヒーを総称して「マンデリン」といいます。一般的に、中部のリントンニフタ地区のマンデリンが、高品質なものとして知られていますが、この「ウマヅラマンデリン」は、北部アチェ州のタケンゴン村周辺で栽培されており、収穫量が少なく、美味しいだけではなく、希少の豆としても人気です。
このウマヅラマンデリンの発見会は、少し深くした状態と当店のおススメローストとの比較を楽しんでいただこうということで、
ロースト5のシティロースト
ロースト6のフルシティロースト
となりました。
深入りになってくると色も濃くなっていくので、今までとは色合いがわかりづらい感じがありますが、それでもしっかりと違いがわかります。
ちなみに、生豆と比べてみますが、こんなにも色が違いますね。
(この写真はウマヅラマンデリンの特徴の説明していたところなので色の違いの話をしていたわけではありませんが、参考に丁度良かったので)
では飲み比べは、以下の手順です。
- ロースト5(シティロースト)でペーパーフィルター
- ロースト6(フルシティロースト)でペーパーフィルター
- ロースト5(シティロースト)でカフェプレス
- ロースト6(フルシティロースト)でカフェプレス
第4回ともなると、恒例という感じがしますね(笑)
ペーパーフィルターとカフェプレス(フレンチプレス)。多くの方が使用している道具というのは一番親しみ慣れた味というわけですので、外せません。
カフェプレスは豆の特性がわかりやすいのでこういった場にはもってこいな道具だったりします。特に今回はローストの差が大きくないので重要なアイテムですね。
さて、淹れ方についてですが、ペーパーフィルターとカフェプレスも違う特徴がでる淹れ方ですので簡単に違いを紹介します。
・ペーパーフィルター
ペーパーによる油脂やアクの吸着でクリアーな味わいで淹れ方の工夫調整もしやすいが、技量で味が左右されやすい。
・カフェプレス
量と時間を正確にすることで味のブレを抑えオイルもしっかりと出て豆の個性を感じやすい分、微粉など濁りがある。
など、このように違いがあります。
味わいもですが、香りの違いにもすぐに言及してくださったりと、今回はいつも以上にお話に熱が入っていた様に思います。抽出の器具についても温度や上記にある傾向についてのお話はよく語るのですが、粒の大きさに焦点を置いたお話や、国による飲み方の特徴からの今の抽出器具への流れなど、掘り下げるお話が多かったのが今回の発見会の面白いところでした。
ウマヅラマンデリンの飲み比べ発見会にご参加下さり、ありがとうございました!
それでは、感想のご紹介をさせて頂きます。
・ペーパーフィルターで飲んだ時
香りが豊かできらびやか
・カフェプレスで飲んだ時の感想
ロースト6のとき、深みのある味わいになった
・貴方のお好みは?その理由は?
カフェプレスのロースト6のとき。
豆の持っているいろんな味を感じつつ、深いローストならではのコクを感じることができたため。浅いローストの方が豆の味わいの違いをかんられると思うが、個人的には深いローストのほうが好きかもと思った。
”N・T”さん
・ペーパーフィルターで飲んだ時
5と6、どちらもスッキリ飲み易くて美味しいです。
5は一口目は清涼感のようなものを感じました。温度が丁度よく一口目からスッと入ってきました。
6のほうが好みです。
・カフェプレスで飲んだ時の感想
こちらは完全に6のほうが好きでした。最後まで気持ち良い苦味が残る感じが良かったです。
・貴方のお好みは?その理由は?
気分次第で飲み分けられればと思います。
”Y・T”さん
・ペーパーフィルターで飲んだ時
最初の一口飲んだ時には酸味は感じられなかったが、少し時間が経つと酸味を感じられた。
温度を少し低くすることでこんなに変わるのかと思いました。
・カフェプレスで飲んだ時の感想
スッキリとした感じ、味が深い感じがしました。
チョコレートと最後併せていただきましたが、美味しかったです。
・貴方のお好みは?その理由は?
どちらも好きな感じですが、食べる物によって、フィルターとプレスで淹れるのを変えてみようと思いました。
”S・T” さん
・ペーパーフィルターで飲んだ時
やわらかい
・カフェプレスで飲んだ時の感想
味が濃く感じた
・貴方のお好みは?その理由は?
その時の体の調子により、変えたいと思います。
”E・M” さん
ロースト5とロースト6との比較ですから苦味の感想に偏るかなとも思いましたが。意外とそんなこともなく、コクや深味を感じ取っていただけたようです。
とはいえ、グッと重たさが目立つわけでもなく、スッキリ感もあるとのこと。
使い分けたいという感想が多いのも頷けます。
一種類の豆できちんと飲み分けたいという傾向にあるというのは、それだけ良質の豆であることの証左ではないかと思います。 マンデリンというのはコーヒーを好きな方には聞きなれた種類の名前と思いますが、それにはそれだけの好まれている愛されている理由があるということですね。
中でもウマヅラマンデリンはその見た目からとてもインパクトのある豆となっていますし、今回の発見会の感想のように、使い分けながら多くの方に飲んでほしい豆だと思います。
価格も今までの発見会の豆よりお求めやすいですしね(笑)
さて、第4回コーヒー味わい発見会【ウマヅラマンデリン】にご参加くださった皆様、ありがとうございました。
またのご参加をお待ちしております。
次回につきましては、後日お知らせいたします。
好みは人それぞれにあります。色んな感じ方があると思います。
特にローストによる違いは、普段ではなかなか試すことができないと思います。
当店では50種類以上の豆があり、ローストだけで8通り。
考えただけで途方もない数の味わいが考えられます。
この違いを体験したとき、より好みの味わいが、そして意外な発見も見つかるはず。
次回はどの豆なのか?それは続報をお待ちください。
是非この会を通して、より自分好みのコーヒーを発見していきましょう!
今回、使用したコーヒー豆はこちらです。
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