広島でコーヒー豆を買うなら|お好みの一杯を探す5つのポイント

広島でコーヒー豆を買おうと思ってお店に入っても、そこには、さまざまな国や産地の豆が並んでいます。

「ブラジルとエチオピアは、どう違うのだろう」
「浅煎りと深煎りでは、どちらが自分に合うのだろう」

名前や種類が多くなるほど、かえって迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

けれども、コーヒー豆を選ぶために、難しい知識は必要ありません。

「苦味のあるコーヒーが好き」
「酸味は少し苦手」
「毎朝、飲みやすいものがほしい」

まずは、それだけで十分です。

コーヒー選びに、ひとつの正解があるわけではありません。大切なのは、ご自身がおいしいと感じられることです。

広島市中区立町で2008年からコーヒー豆店を営んできた店主が、お好みの一杯を探すための5つのポイントをお話しします。

目次

ポイント1 産地より先に「好きな味」を考える

コーヒーを選ぶとき、「ブラジル」「グアテマラ」「エチオピア」など、国や産地の名前から考える方は少なくありません。

もちろん、産地もコーヒーの味を知る大切な手掛かりです。

しかし、最初から国の名前を覚える必要はありません。まず考えていただきたいのは、どのような味のコーヒーを飲みたいかということです。

好みや飲み方豆選びの方向
苦味のある、しっかりした味が好き深めの焙煎、コクのある豆
苦すぎず、飲みやすい味が好きバランスのよい中煎り
華やかな香りや果実感を楽しみたい浅めから中煎り
酸味が苦手酸味を穏やかに仕上げた豆
ミルクを入れて飲みたいミルクに負けないコクと苦味のある豆
毎日気軽に飲みたい飲み飽きにくいブレンド

店頭では、「苦味が好き」「酸味は苦手」とお伝えいただくだけでも、豆を選びやすくなります。

いつも飲んでいるコーヒーや、以前おいしいと感じたコーヒーのお話も、ぜひお聞かせください。

その何気ない言葉の中に、お好みの一杯を探す手掛かりがあります。

ポイント2 焙煎の深さで選ぶ

同じコーヒー豆でも、焙煎の深さによって味わいは変わります。

コーヒーの味は産地だけで決まるものではありません。その豆をどのくらい焙煎するかによって、酸味や香り、苦味、コクの感じ方も違ってきます。

焙煎の方向味わいの傾向このような方に
浅め明るい酸味、華やかな香り果実感や豆の個性を楽しみたい方
中間酸味・甘味・苦味のバランス飲みやすいコーヒーを探している方
深め苦味、コク、香ばしさ濃い味やミルク入りが好きな方

ただし、「浅煎りは酸っぱい」「深煎りは苦い」と、きれいに分けられるものでもありません。

豆の産地や品種、精製方法によっても、味の印象は変わります。

店主のひと言

産地だけで豆を決めるのではなく、その豆をどのくらいの深さで焙煎するかまで考えると、よりお好みの味に近づきます。

Coffee Storyでは、ご注文をいただいてから一つひとつ焙煎しています。

同じ豆でも、「もう少し苦味を出したい」「少し軽やかに飲みたい」といったお好みに合わせて、焙煎の深さをご相談いただけます。

ポイント3 いつもの飲み方を伝える

コーヒー豆を選ぶときには、味の好みだけでなく、普段どのように淹れ、どのように飲んでいるかも大切です。

店頭では、次の3つをお伝えください。

  • ペーパードリップ、コーヒーメーカー、フレンチプレスなど、使っている器具
  • ブラック、砂糖入り、ミルク入りなど、いつもの飲み方
  • 豆のまま購入するか、粉に挽いてほしいか

特に粉で購入される場合は、器具に合った挽き方を選ぶことが大切です。

器具と挽き方が合っていないと、同じ豆でも味が濃くなりすぎたり、反対に薄く感じられたりします。

難しく考える必要はありません。

例えば、次のようにお伝えいただければ十分です。

家ではコーヒーメーカーを使っています。
酸味は控えめで、少し苦味のあるものが好きです。
コーヒーメーカー用に挽いてください。

使っている器具の名前が分からない場合は、写真を見せていただいても構いません。

いつもの飲み方が分かれば、その暮らしに合うコーヒーをご提案できます。

ポイント4 最初は少量から試す

高価な豆や珍しい豆だからといって、必ずしも自分の好みに合うとは限りません。

初めての豆は、まず100g程度から試してみるのがおすすめです。

  • 初めての豆は少量から試す
  • 無理なく飲み切れる量を買う
  • 気に入ったら、次回に量を増やす
  • 最初から多くの種類を買いすぎない
  • 飲み比べるなら、特徴の異なる2種類ほどにする

Coffee Storyでは、生豆の状態で重さを量り、ご注文後に焙煎しています。

焙煎すると、豆に含まれている水分などが抜けるため、仕上がりの重量は少し軽くなります。生豆100gで、およそ8~9杯分のコーヒーをお楽しみいただけます。

店主のひと言

コーヒー選びに、正解や不正解はありません。
飲んでみて、「もう少し苦い方が好き」「もう少し軽い方がよい」と感じることも、大切な発見です。
その感想を次の豆選びに生かしていくと、少しずつ自分の好みが見えてきます。

一度で好みの豆を決めなくてもよいのです。

いろいろなコーヒーを味わいながら、自分の「好き」を探してみてください。

ポイント5 遠慮なく相談する

コーヒー豆がたくさん並んでいると、詳しくないことが少し恥ずかしく感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

けれども、豆の名前を知らなくても、難しい言葉が分からなくても大丈夫です。

広島市中区立町・中の棚にあるCoffee Storyでは、世界各地から集めた50種類以上の生豆を取り扱っています。

種類が多いため、最初は迷われる方もいらっしゃいます。

そんなときは、

「苦い方が好き」
「酸味はあまり得意ではない」
「毎朝飲みやすいものがほしい」
「前に飲んだコーヒーがおいしかった」

そのような普段の言葉でお話しください。

お客様のお話を伺いながら、一緒に豆を探していきます。

また、ご希望のお客様には、これまで購入されたコーヒー豆の履歴を残す「お客様カード」をお作りしています。

以前購入した豆の名前を覚えていなくても、履歴を見ながら、

「前回より、もう少し苦味のあるもの」
「前に飲んだ豆に近いもの」
「今度は少し違う味のもの」

と、次の一杯を探すことができます。

ご希望の際は、どうぞ遠慮なくお申し付けください。

お好みの一杯を見つけるために

30秒で分かる豆選び早見表

こんなコーヒーが好き選び方の目安
喫茶店のような落ち着いた味深めの焙煎、コクのあるブレンド
軽くて飲みやすい味中煎り、マイルドな豆
華やかで香りのよい味エチオピアなど、香りに特徴のある豆
チョコレートを思わせる風味ブラジルなど、甘味とコクのある豆
ミルクと合わせたい苦味とコクのある深煎り
まだ好みが分からないバランスのよいブレンドから試す

豆選びで知っておきたい4つのこと

1.名前や産地だけでは味は決まりません

同じ産地のコーヒーでも、品種や精製方法、焙煎の深さによって味わいは異なります。

産地はひとつの目安です。名前だけで決めるのではなく、ご自身の好みと合わせて選んでみてください。

2.価格の高さと好みは別のものです

価格の高い豆が、すべての方にとって飲みやすいとは限りません。

希少な豆には、その豆ならではの個性があります。その個性をおもしろいと感じる方もいれば、いつもの飲み慣れた味の方が落ち着くという方もいらっしゃいます。

価格や知名度だけではなく、ご自身がおいしいと感じられることを大切にしてください。

3.粉で購入するときは器具を伝えましょう

コーヒーの粉は、使用する器具に合わせて挽き方を変えます。

器具に合わない挽き方では、味が濃くなりすぎたり、薄くなったりすることがあります。

器具の名前が分からなければ、写真を見せていただくだけでも大丈夫です。

4.一度の印象だけで決めなくても大丈夫です

同じ豆でも、お湯の温度や粉の量、挽き方、抽出時間によって味わいは変わります。

最初に飲んだときに少し合わないと感じても、淹れ方を少し変えるだけで、印象がよくなることもあります。

Coffee Storyでは、毎月「コーヒーを楽しむ会」を開催しています。

実際にコーヒーを淹れ、飲み比べながら、

「こちらの方が好き」
「こんなふうに味が変わるのか」

という発見を、皆さんと一緒に楽しんでいます。

自分の好みは、少しずつ見つかります

コーヒー豆選びは、一度で正解を当てるものではありません。

いろいろな豆を飲み、そのときに感じたことを次の豆選びに生かす。

そうしているうちに、

「私は、こういうコーヒーが好きなのだ」

ということが、少しずつ分かってきます。

誰かがおすすめするコーヒーが、必ずしも自分にとって一番おいしいとは限りません。

あなた自身が感じたことを大切にしてください。

Coffee Storyでは、その言葉を伺いながら、お好みの一杯を一緒に探します。

広島でコーヒー豆をお探しの際は、どうぞ中の棚のお店へお立ち寄りください。

まずは、いつも飲んでいるコーヒーのお話から。

広島・中の棚で、お待ちしています。

この記事を書いた人

Coffee Story 店主 福永 高

2008年、広島市中区立町にCoffee Storyを開店。世界各地のコーヒー豆を扱いながら、日々、お客様のお話を伺い、お好みに合う豆を一緒に探しています。

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